【2022年度】内科専門医試験対策の勉強法などをまとめました

専門医試験

新専門医制度になり、2022年の5月29日に2回目の内科専門医試験が開催されます。2021年より時期が早まり、残す所あと僅かとなりました。

日々忙しく、限られた時間で何をしたらいいのか、迷っている人も多いのではないでしょうか。

こちらでは、内科専門医試験の対策、概要、勉強方法、おすすめの参考書などを中心にご紹介しています。

最後に、昨年行われた第1回内科専門医試験(2021年度)の体験談も書かせて頂いていますので、ご参考になれば嬉しいです。

2022年内科専門医試験の概要

開催日程:2022年 5月 29日(日)

出願期間:2022年 1月25日(火)~ 4月15日(金)まで

会場:札幌、横浜・東京、名古屋、大阪、福岡の5地域に試験会場が設けられる(2021年は横浜会場のみ)

受験時間:9:00 ~ 16:40 の予定

持ち物:筆記用具(マークシートのため鉛筆も用意する方が良い)、時計、受験票

時間割:1時限:9-11時、2時限:12-14時、3時限:14時40分‐16時40分

問題数:250題(一般問題100題/臨床問題150題)

受験料:30,000円(税込)
※合格後、日本専門医機構へ認定料11,000円(税込)が別途必要

2022年度内科専門医試験合格発表タイミング

(時 期)未定
(方 法)「オンライン出願フォーム」のアカウント内に試験結果が掲載されます (確認可能になった時点で、登録のメールアドレス宛に案内メールが届きます。)

2022年度内科専門医試験 受験資格

2018年度より新専門医制度・Joslerに沿った専攻医研修が開始されました。

2018年度以降に専攻医になる世代(医師免許取得年:2016年以降)とそれ以前に専攻医となった世代(医師免許取得年:2015年以前)で受験資格が異なります。

1.Josler 世代(医師免許取得年:2016年以降)

原則として、全ての修了要件を満たした上で、受験資格が得られますが、COVID-19の影響による緩和措置が存在し、内科専門研修3年次末までに修了要件の「一定基準」(症例経験を120症例登録、指定された29症例の病歴要約の個別承認完了[病歴要約一次評価ができる状態])を満たすことにより、受験することができます。

認定には試験合格後、全ての修了要件を満たす必要があります。

なお、緩和措置対象は専攻医1期生(2018年度研修開始)~専攻医3期生(2020年度研修開始)です。

【修了要件で特に重要(逃すと厄介)なもの】
・JMECC受講(1回以上)
・プログラムで定める講習会の受講(6回以上)
・内科系学術集会への参加(6回以上)
・筆頭演者、筆頭著者として学会発表または論文発表(2件以上)
・病歴要約のうち、剖検症例は1症例必須であり、念頭に置く必要があります

2.Joslerより前の世代(医師免許取得年:2015年以前)

・認定内科医資格を既に取得、または現在は喪失しているが、過去に取得歴がある場合
・認定内科医を受験し、病歴要約のみ合格し、筆記試験は不合格だった場合
・海外の内科専門医資格を有する場合

→これらの場合は、病歴要約の提出は必要ではなく、セルフトレーニング問題を1回以上受講し、正解率60%以上取得することで受験資格が得られます。

・認定内科医試験を未受験、または受験したが病歴要約、筆記試験ともに不合格の場合
→29症例の病歴要約の提出およびセルフトレーニング問題を1回以上受講し、正解率60%以上取得することで受験資格が得られます。

内科専門医試験資格の取得メリット

「専門医」資格を持っていることで、一定の臨床経験や、知識があると見なされ、勤務病院やバイト先が見つかりやすいことが予想されます。

サブスペシャルティの専門医を取得するためにも、大前提として1階部分である内科専門医取得は必須です。

また、研修医、専攻医の研修施設となっている病院としては、その機能維持のために専門医の在籍数が条件の一つであるため、有資格者は無資格者よりも歓迎されます。

2021年度内科専門医試験のデータついて

2021年度、第1回内科専門医資格認定試験情報

受験申込者数:1987名
JOSLER世代:1950名、旧世代(病歴要約免除):33名/(病歴要約必要):4名
受験者数:1965名 欠席者(受験資格なし・辞退含む):22名
受験者平均得点率:73.22%(一般問題:67.51%、臨床問題:74.39%)
合格者数:1856名(合格率94.45%)

内科専門医試験対策についての口コミ

→やはり試験勉強の時間は非常に限られていた受験者がほとんどだったようです。

試験1か月前からの試験勉強開始で、ちょうどこの頃にTHE内科専門医問題集1、2が発売され、どう対策をしたらよいか迷っていた初代内科専門医試験受験世代に希望を与えてくれたことを覚えています。

この参考書からも類似問題が出題されたように記憶しています。

→全体的に問題は難しく、最新の話題も出題されていました。

今までの内科認定医試験とはやはり異なり、総合内科専門医試験との間の難易度と言えるでしょう。

→専攻医3年修了時、56疾患群で160症例の症例登録、29症例の病歴要約が必要であり、これが何よりも面倒です。

日常診療をしながらこれだけの数の症例登録、ショートサマリ作成、病歴要約を作成するのは非常に労力と時間がかかるため、この方がおっしゃるように、試験にたどり着くまでが結構な負担です。

試験問題は難しくても、合格率は90%以上あるため、試験にたどり着けさえすれば試験自体は大きな心配はいらない印象を受けました。

→医師国家試験受験時からお世話になっているDr.孝志郎のありがたいお言葉を胸に試験頑張ってください!

実際に2021年度内科専門医試験受験した感想と難易度

医師として働き出してから、当直は週1回しているが、丸1日机に向き合うことは国家試験以来で非常に体力、精神力が消耗しました。

難易度に関しては、思っていたよりも難しく、まわりも同意見が多かったです。

認定内科医試験の過去問でみていた問題よりはるかに難しく、総合内科専門医試験に出ていてもおかしくない問題も多くみられました。

ですので、難易度としては、認定内科医と総合内科専門医の間と言えます。

基本的なことですが、天気、交通機関は事前に必ず確認しましょう。

私が受験した時は、ちょうど梅雨前線が停滞していた時期で、西日本から東日本にかけての広い範囲で大雨となっていました。

7月3日(試験前日)午前には、熱海市伊豆山地区を襲う土石流が発生した影響で午後からの新幹線は遅延や運転取りやめとなっていました。

産休中だった私は、子供を寝かしつけた後、最終の新幹線で向かう予定でした。

新大阪から新幹線にのり、名古屋を過ぎたあたりで運転取りやめとなり、1時間程新幹線内で立ち往生となり、23時過ぎ頃に名古屋駅まで引き返されました。

やむなく名古屋駅から夜行バスで横浜を目指し、6:30に横浜到着となりました。

不安や緊張もあり、夜行バスではあまり眠れず、当直明けに似た状態で横浜到着後にホテルで仮眠しそのまま試験会場へ向かいました。

眠気、頭痛で万全な状態での受験ではなく、天気や交通機関、場所は事前に入念に確認をすべきであったと後悔しました。

事前に確認し飛行機に変更していた同期も多く、試験が始まり遅刻する人も散見されました。

内科専門医試験対策おすすめ勉強法

認定医試験を受けた先輩から、時間があったら国家試験過去問題集QBを復習すればよかったと聞いていました。

とは言うものの、膨大な量なので、私は、国家試験の過去問題集QBの1週目問題だけを解きました。

その後、総合内科専門医試験予想問題集QBを解き、THE内科専門医問題集1, 2にざっと目を通しました。

国家試験過去問題集QBで忘れていた他科の知識が確認でき、特に一般問題に対応することができました。

会場では、休み時間にイヤーノートで勉強している人が目立っており、イヤーノートで記憶したことをアウトプットするためにクイックチェックを活用してもいいかもしれません。

国家試験受験にお世話になったDr. 孝四郎の内科専門医試験対策講座も試す価値はありそうです。

勉強時間に関しては、家事、育児が終わった深夜に可能な時のみ2時間程勉強をしました。

臨床で働いていると、診療科やローテート科にもよりますが、忙しくなかなか勉強時間が確保できないかもしれませんが、問題集を何か1冊決めてできる範囲で時間を作って勉強するしかないかと思います。

内科専門医試験対策のまとめ

2022年度は2021年度よりも2か月程度試験日時が早まり、会場も横浜1会場から全国5地域に試験会場が設けられます。

修了判定に必要な項目を入力し、所属研修施設に修了判定を行ってもらい早めに出願も済ませ、受験に備えてください。

勉強方法や参考書などは同期や周りの意見も参考にし、働きながら自分に合った勉強方法を選択しましょう。

難易度は認定内科医試験よりは上がりますが、合格率は90%を超えるため、周りと同じようにしていれば必要以上に心配する必要はないと思います。

試験前には場所、交通機関、天気などを入念に確認した上で当日に臨みましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました