PEARSコースwithシミュレーションはいかがでしたか?

PEARSコースwithシミュレーションはいかがでしたか?

少し前になりますが、当会が開催したPEARSコースwithシミュレーションを受講した方から、ご意見をいただくことができましたのでご紹介いたします。

救急救命士

救急救命士国家資格を取得するために通った養成所では、小児を学ぶ機会はほとんどなく、強いて言えば、国家試験対策と過去問題を解くだけでした。CPRの訓練では、ほとんどが成人を対象とした訓練でしたし、特定行為の訓練も成人対象ばかりです。
普段の現場で小児を診る機会は少なく、要請のほとんが「痙攣」が多いのですが、救急隊が到着した時には既に痙攣は止まっていることが多く、結果的に「軽症」としてご帰宅される印象がありました。
そのような理由から、これまで小児を学ぶ必要性をあまり感じていなかったのですが、ある症例をきっかけに、徹底的に小児を学ばないと「怖い」と感じるようになりました。
8ヶ月の子どもでしたが、意識レベルが悪く、直感的に「呼吸不全だ!」と判断し搬送しました。もちろん、呼吸不全と直感で判断しただけで、具体的な根拠はありませんでしたし、何を観察すればいいのかも正直わかりませんでした。それから、引き出しの中にある救急救命士標準テキストを引っ張り出し、小児のページを読んだのですが、出てくる単語は国家試験問題を解くために覚えただけですので、診たこともなければ、その単語がどういう状態を意味するのか、そしてその所見を実際に診た時はどうすればいいのか?など、分からないことだらけでした。
そのような経緯から、PEARSコースwithシミュレーションを受講しようと思いました。
実際のコースでは、DVDを観ながら症例を考えましたが、最後の方になると、慣れもあってスムーズに症例を考えることができました。しかし、しかしです。実際に身体を使ってシミュレーションをしてみると、さっきまでは考えることができた思考回路が真っ白になっていくのが自分でもわかりました。自分の判断が遅くなれば、モニターの音が高音から低音になっていくのが聞こえる状況は焦ります。それでも症例を進めていくうちに、頭だけではなく身体も慣れていき、また、メンバーの助けもあって対応することができました。
今回のコースを活かし、職場でも同僚と訓練を重ねています。
また、病院内での設定ではなく、あくまでも救急現場の想定で実施できたシナリオが印象的でした。

 

看護師

普段から、外来で小児を診ることが多いので、そこまで危機感を感じることがなかったのですが、しっかりと学びたいと思い受講しました。
まず、テキストを読んでみて、「聞いたことがない言葉がある・・・」と正直焦りました。
実際のコースを通じてみて思ったことは、「トリアージナース」には絶対に必要なスキルであると思います。普段のトリアージでは、子どもさんの状態を診て、発熱であれば体温測定、そして保護者の方から簡単な問診を行い、必要があれば優先順位を上げることを主として行なっていました。しかし、「先生、なんかあの子、元気がないような気がします・・・」このようなやり取りを行うことも稀ではありませんでした。PEARSコースを受講することによって、しっかりと診て、そして評価を行いつつ、根拠を持って先生にコンサルトする必要性を実感しました。これから冬を迎えますが、インフルエンザや胃腸炎の方が多くなってきます。私たち医療従事者は、「またか」と思いがちなこともあるのですが、インフルエンザから呼吸状態が悪化する、胃腸炎から脱水を引き起こすことは頭では知っています。ですが、「またか」が優先してしまっていたような気もします。トリアージの段階で、PEARSで学んだ方法を行うことによって、緊急処置が必要な方をいち早く見出すことができるのではと自信を持つことができました。
また、開業医で勤務されている看護師さんにも受講を強く勧めようと思います。
子どもさんの場合、保護者の方は医療従事者でないことがほとんどですので、何かあればまずは開業医の先生を受診されると思います。そのような場合、看護師さんがまずは予診を行うと思いますので、本当にPEARSコースをオススメしたいと思いました。

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PEARSプロバイダーコースwithシミュレーションを開催しました!

 

平成30年6月5日(火)
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